ただの幼なじみ、だったのに…!?

「先輩って、やっぱ目立つんですね。」

「そうかぁ?」

「だって、さっきから女の子達がかっこいいって騒いでますよ?」

「ふーん。」


本人である先輩は、そんなに興味はないみたいで

女の子達の声に気づいてすらないらしい。


「わ、みてあそこ、サンタが風船配ってますよ。」

「まじだ笑もらいに行ってくれば?」

「行かないですよ笑」


そんなことを話していたら

風船を持ったサンタさんが私達のほうに近づいてきた。