「あ、ゆらちゃん発見ー。」

「さ、真田先輩っ…。」

「最近見なかったからどうしたのかと思ったけど、元気そうでよかった。」

「あ、はいっ…。」


ちょっといい?と呼ばれて

私はその場から立ち上がった。


「ちょっと場所、移そっか。」

「は、はいっ…。りのちゃん、ちょっと行ってくるね?」


私は一旦ボールをその場に置いて

真田先輩の後ろを追いかけた。