「今年のクリスマスって、ちょうど土日にかぶってんだよな。」


私の心を読んだみたいに、悠が呟いた。


「…知ってたんだ。」

「当たり前だろ?」

「ふふ、そっか。」


お前予定空けとけよ、と珍しく悠が私から目を逸らすから

私まで恥ずかしくなって

何も言わずに頷いた。