ただの幼なじみ、だったのに…!?

「ゆ、悠っ…、先輩、もう行ったかな…?」

「わかんねぇ…。」


もうどのくらいここでこうしてるだろう。

ただでさえ薄暗い部屋の中のロッカーの中なんて

お互いの顔さえもぼんやりとしか見えない。


「もう、出てもいいんじゃないっ…?」


真田先輩もここまで入ってこないって、と言いかけた時


「っ…!ちょっと黙ってっ…。」


突然、唇が何か温かいもので塞がれた。