「うわ!なんで悠が私んちにいんの!?」

「ゆらなかなか起きてこねーから、ゆらのかーさんがいれてくれたんだよ。」

「びっくりするじゃんもう!後5分待って!」

「荷物持っててやるから、はやく準備してこーい。」


朝、当たり前のように我が家のリビングにいたこの男は

私の幼稚園の頃からのお隣さん。

いわゆる幼なじみである、綾瀬悠[アヤセ ユウ]


名字がお互い”あ”ではじまるせいか、小学校も中学校も席は前後からかわったことはないし

高校まで一緒というくっつきっぷりだ。