ただの幼なじみ、だったのに…!?

そして、バタバタ忙しい1週間が過ぎて、文化祭当日。


「…ら、ゆら、起きろって。」

「んー…。」

「30分早く来いって言ったのはお前だろ?」

「うーん…。」


頭に感じる慣れた体温が心地よくて

私は眠気に負けそうになりながら目を開けた。


「…起きたか?」

「…悠…?」

「そーだよ。お前寝ぼけてんだろ笑」


それから事態を把握したのは

数秒後のことだった。