ただの幼なじみ、だったのに…!?

「先輩にゆらのこと貸す気はありませんから。」


行くぞ、と悠は私の手を引いた。


「…また、当日誘いに行くね?」


先輩とすれ違う瞬間、私の耳元でそう耳打ちしてから

先輩は自分のクラスに戻って行った。


「ちょ、悠、どこ行くのっ…?」

「喉乾いたから自販機。」


悠は私の手を握ったまま

結局1階の自販機についてもその手を離してはくれなかった。