「ま、私は今のゆらも幸せそうだから、しばらくはこのままでもいいと思うけどね。」


ゆらが思うようにしたらいいんだよ、とりのちゃんは私の頭を撫でた。


「どうしたの、複雑そうな顔して。」

「いや、やっぱり悠とは違うんだなぁと思って。」


私の頭を撫でるのなんか悠くらいしかいないから

他の人に撫でられるとなんか変な感じ。


「ちょっと、いきなりのろけないでよ。」

「ご、ごめんごめん。」

「ほんっとに、もう。」


ゆらだから許すけどね、とりのちゃんは小さく笑った。