「じ、じゃあ、行ってこようかな…。」


ごめんね、ありがとう、と

2人に言ってから、私は急いで鞄を持って教室を飛び出した。


「な、なんかいるものあるかな、飲み物とか…!」


家に帰る途中にあるコンビニでいりそうなものを買い込んで

私は、鞄も持ったまま悠の家のインターフォンを押した。


「はぁーい。」

「ゆ、ゆらです!」

「あらゆらちゃん、ちょっと待って、今開けるわねー。」


悠のお母さんはそういって

少しして玄関から顔をのぞかせた。