「はー…、悠、大丈夫かなぁ…。」

「家にお母さんとかいるんだし、大丈夫じゃない?」

「んー、そうなんだけどー…。悠、めったに風邪ひかないからさー…。」


お昼休み。

私がずっとそんなことを言っていたから

見かねたりのちゃんは、私に言った。


「んならゆらも今から早退して、様子見に行ってくれば?」

「んー…。」

「ノートとかならとっとくし、私らでフォローしとくから。」


行ってきなよ、とりのちゃんは私の背を押した。