「ゆらー、起きてっかー?」

「起きてるー!今行くー!」


あの日から、悠はまた毎日のように私の家に来るようになった。

いつも通りに戻ったっていうか

前よりももっと一緒にいる時間は長くなったような気さえする。


「…あれ、悠、なんか顔色悪い?」

「あー、なんか昨日の夜から頭痛くてさ…。」

「…そっか。」


心配そうな顔をしていたのか、悠は私の頭を撫でながら

大丈夫だよ、と言った。