ただの幼なじみ、だったのに…!?

「はー、なんかほっとしたら眠くなってきた。」

「ちょ、悠?」

「んだよ、これくらいなら重くないだろ?」

「お、重くないけど…。」


悠は自分よりも低い私の肩に寄りかかって

すやすや寝息を立て始めた。


「…ほんとに寝ちゃってる。」


こんなこと、中学生の頃の私達にはいつものことだったのに

すごく久しぶりに感じた悠の体温に

私の心臓はうるさいくらいに音を立てていた。