「それじゃあまた明日ね、ゆら。」

「う、うんっ。なんかごめんね、家まで送ってもらっちゃって…。」

「そりゃ部活よりゆらのほうが大事だもん。」


気にしないで、と笑うりのちゃんに

ありがとう、と言ってから数時間後。

私の家のインターホンが突然鳴った。


「ゆ、悠!?」

「よぉ。」

「ど、どーしたの、こんな時間に。」

「いいから。…はい、これ。」

「いちごみるく…?」


私の家に突然来たかと思ったら

悠は私にいちごみるくを渡した。