……ヤベエ。思ったより早く来ちまったな。
早く来てしまったことに後悔した俺は時間を埋めようとスマホをいじり始める。
「ごめんね!支度してたら遅くなっちゃって」
スマホをいじっていた時に聞こえたあの好きな人の声。
『いいや?大丈……』
そう言いかけた。けど、彼女の服装を見て何も言えなくなった。
……可愛い。不覚にもそう思ってしまった。
いつもは巻いていないけど今日は毛先が巻いてあり、黒のキャップをかぶり水色のブラウスにストライプの台形スカート、そして白いスニーカーを纏ったなんともカジュアルな服装。
俺はカジュアルな服装が好きだから、思いっきりやられた。
じっとすずはに見とれてたからか…
「え…私そんな変な服装してたの!?ごめん!」
とさっきから何度も謝ってくる。
いや、変じゃなくて…むしろ可愛いんだよバカ。
『……別に……似合ってんじゃね?//』
不器用ながらそう伝えた。
すると不安がってた彼女もみるみる顔が赤くなって
「…あ…ありがと//」
と呟いた。
だぁあ反則なんだよ!…その顔。独り占めしてぇ。
『お前、それ絶対誰にも見せんなよ?//』
「えぇ!?それどーゆー意味よ!」
『知らねーでいいからお前は!//俺だけ知ってればいいんだアホ//』
『私はアホじゃなーーーい!!』
ふっ……そんな楽しくて面白い会話が続くアイツが俺はすげえ好きなんだよ。ぜってぇ言わねぇけど。

