屋上へ行くと…………
そこにいたのは…………
「突然呼び出して悪かったな。」
黒髪で長身の爽やかという言葉が似合う
『及川君……』
『数学の件はどうもありがとう。』
「別に。」
『ていうか及川君なんであの答え分かったの?』
「美術の教科書を取りに来たとき偶然教室通ってお前困ってそうだったから送っただけ。窓側で当てられてただろあのとき。」
『そ、そうなんだ……』
ん?…てことは、及川君はあの答えを見て一瞬で分かったってこと?!
たしか花情報だと及川君は頭はすごい良くて成績やテストも学年トップなんだっけ?
それならあの解答の早さなら納得がいく。
『あ、あと私のメアドなんで知ってたの?』
「メアドは川瀬さんにもらった。すずはに何かあったら席離れてて助けたくても助けられないからってな。」
『……』
なんやかんやれいなに迷惑掛けたんだな……
れいなはほんと最高の親友だよ……
そう思ってると…及川君が爆弾を投下。
「……お前正樹のこと好きなんだろ?」
『…………え…なんで…。』
「見てれば分かるっての。」
なんだ…及川君もお見通しだったんだ。
「絶対勘違いするなよ。
アイツが下の名前で呼んでたやつは気にしなくていーんだよ。」
『えっ……』
「詳しくは本人に聞けよ?俺もこれ以上は言えねーから。」
及川君も……冷たいけどいい人だ。
『ありがとう。』
「アイツに告んないわけ?」
『へっ……//告んないよ!だってあの人彼女いるじゃん。』
「……さっきから言ってんじゃん。それは勘違いかもしれねぇって。仮に彼女がいてもわかんねえじゃん。」
『………』
及川君の意見はグサグサと私を刺していく。
『……気が向いたらね。』
「ダメだろ。それじゃあ状況は一向に進まねーから。本当に好きならウジウジしないで言え。フラれたら俺が慰めてやるから。」
……なんて逞しい言葉。
確かに私はこの1ヶ月間アイツを避けてきた。
そろそろこの関係に終止符を打たないといけないんだ。
『及川君て兄弟いるの?』
「……姉貴と弟。」
『血液型は?』
「……AB。………ってあのなぁお前は警察か?それ言って何になるんだよ。」
『……ごめん何となくです。』
なんかれいなと同じで及川君も毒舌だからグサグサ刺されて何気に痛いわ。
私はグサグサ刺され落ち込んでると……
「……1つだけ教えとく。」
『……?』
え、なんだろ…及川君が教えてくれることって…
私は及川君の返事を待った。

