屋上へ行くと……全くどころか誰もいない。
まだ季節が春中旬だからか少しまだ肌寒い感じはある。
「『……』」
また…沈黙だ……
けど暫くして廣川君が口を開く。
「……なぁ俺のことどう思ってんの?」
『…どうって…?』
「……1人の男として好きとかそーゆーの。」
『……まだ分かんないんだよね。』
「…そっか。」
そう。本当に分かんない。
廣川君のこと…最初は勝手にキス…されたこと怒って元から嫌ってた。…けどね、今思えば意地悪でタラシってだけじゃない。キスも今思えば嫌とは思わない。
強引だけど最終的に優しくしてくれて…笑うと…こっちも笑うような…あれ…これってなんだろ…って思う。
『あ…あのさぁ、今更なんだけど、なんで前私にキスしたの…?』
「はっ?お前そこでそれ言うか普通//」
『……っうん//ダメなの?』
あーだめだ……コイツ照れてるのみるとこっちも照れてくる……
「…………き。」
『へっ……?』
上手く聞き取れない。
「クソ…なんで気づかないんだよこの鈍感!」
『わっちょっと………!//』
そう言って私の髪をワシャワシャする廣川君。
ワシャワシャし終えた両手は私の頬に当てられた。
「いいか?1度しか言わねぇ。」
『うん』
「俺は……お前が………」
ピロリンピロリン、ピロリンピロリン
変な意味で丁度よく廣川君のスマホが鳴った。

