LOVEGAMEⅠ



当たり前だけど、放課後の裏庭はシーンとしていて全然人気がない。





「ん、こっち。」





そう言って私を白いベンチに座らせ廣川君も隣に腰を掛ける。




『「…」』





沈黙の中聞こえるのは風の音と、部活に熱中している部員の掛け声。





あ…そーいえば廣川君て数学のメールの件知ってるのかな?不意にそれが再び蘇った。



気になっていたから思いきって聞いてみる。




『あのさ、』





「ん、どーした?」




『今日ね、授業中当てられて困ってたら答えをメールで教えてくれた人がいたんだけど、メアドが知らない人でさー。廣川君何かそのこと知らない?』





「んー?俺基本授業サボってるから知らないわー」




へーアイツサボり魔は去年と同じなんだ。




『そっか………ならいいや。ありがと。』





「てかなんでそれ俺に聞くの?お前と俺クラス隣だから全然そっちのこと知らないんだけど。」





うっ………ですよね。





『ごめん、なんとなくです。』





「ふーん。」





廣川君は興味なさげにそう答えた。