「…ありがと」


そう言って紫藤さんはくしゃっと私の髪を撫でた。


すぐに私の顔は赤くなる。


…メロンパンだけが私の目的なんかじゃない。


ちらっと上を見上げた。


紫藤さんと私は8歳も差がある。