「お、邪魔します…」



静かな玄関



勉強会の時とほぼ同じ光景



違うのは中の明るさと、並べられている靴の数ぐらい



見た感じ、やっぱりみかんちゃん一人だけしかいないみたいだ



一応不法侵入じゃないし…早くみかんちゃんのところに行かないと



「えっと…とりあえず部屋に行けばいいのか、なっ!?……え?」



部屋に向かおうとすると、腰回りに抱きついてきた何か



私はその何かを悟り、すぐに振り返る