「え?灰色のパーカーに彼女持ちで名前がつばさ…ってうちの兄ちゃんじゃん。もしかして会ったの?」 やっぱりそうだったか… 教室に戻って長本さんに聞いてみたら、見事に当たっていた 「じ、実は…絡まれてるところを助けてもらって…」 「え!そうなの!?大丈夫!?」 と、凄く心配そうに聞いてくる 「うん、長本さんのお兄さんのおかげだよ」 「そっか、良かった。たまにはいいとこあるじゃんあのバカ兄」 バカ兄って… 凄く優しそうな人だったけど喧嘩とかするのか? と、私は密かに疑問を持った