近くて遠い君との距離

「じゃあ。あたしは帰るから。」

机から離れようとしたら。

パシッ

「…待てよ。」
びっくりしたぁ。
急に腕を掴まれたんだもん。

「な。なに?」

「お前…。1人で帰れんのかよ。」

外はもう暗くなり始めている。

ここは2人きり。

「なに。いってるの。?あたり、まえでしょ、?」

どーしてこんなにカタコトかって?

あたしの苦手なもの…
それは。
カミナリ、暗いところ。