近くて遠い君との距離

「ね。ねえ。」

起きない。

「ねえ。ちょっと。
あたしあんたのせいで明日日直しなきゃいけなくなったじゃない。」

むくっと奴が起きた。

金髪が太陽にてらされてキラキラ光ってる。

「…ん。だれ。」

「あたしはあんたの隣の藤宮珠璃。
あした日直しなきゃいけなくなったんだけど。」

「…へえ。頑張れよ。」