また、明日。

(爽真side)

有里がいなくなった。

嘘だよって言って
目を開けて笑って
好きだよって言って
あの日はもうこない

俺はその後も泣き続けた。文字通り、涙が枯れ果てるまで。

君のいない世界に何の意味があるの?

雨が降って 二人で入った傘も
待ち合わせしたあの駅も
もう一人じゃ行きたくないよ

毎晩毎晩泣いた。
泣き疲れて眠り、思い出しては泣き、泣き疲れては眠りの毎日。

有里の病院の枕の下にあった俺宛ての手紙。
俺はしばらく読む気になれなかった。
また思い出して泣いてしまうから。

そんなある日、夢に有里が出てきてこう言った。
『手紙を読んで』と、
だから俺はあの手紙を読むことにした。

その手紙を読むとまた涙がこみ上げてきた。
でも、手紙を読んだことに後悔などしていない。むしろ読んで良かったと思う。

有里、俺、絶対忘れないよ。
忘れずに前に進む。

そう心に誓った。