私を後部座席へ乗せると蒼が通路に入ってきて脈をとり、聴診をした。 『気持ち悪くなったらすぐに言えよ?』 それだけを言い、運転席に戻ると病院に向けて車を走らせた。 そして私は吸い込まれるように眠りに落ちた。