「ねぇっ、君さ遅刻しちゃうと思うよ?」

声がしたほうに振り返ると、髪の色が栗色でショートカットの女の子がいた。

瞳の色が水色で綺麗だなと思い見つめてしまう。

「僕の目の色みて、気持ち悪いとか言うの?」

少し顔を歪めさせながら言う。

「どうして気持ち悪いだなんて言うの?私は綺麗だと思ったけど?」

すると、フッと笑って

「ありがとう」

と、言って走っていってしまった。

「あっ!そういえば学校!」

私は、ふと思いだして学校に向かって走りだした。