「それとも、私のことが嫌い?

それならそれでいい。

でも、フルートはやめないで。

一生懸命練習しても風也君の音に私は勝てない。

だから、その音を無駄にしないで。」

ちょっとすねてるような、

妬いてるような、

責めてるような、

そんな言い方をしちゃったの。


私が黙り込むと、

あたりは途端に静かになった。