世話焼き少女と薄幸少年


わたしの通う学校は、『みんな仲良くみんな笑顔』という小学生でも二度見するような目標を掲げている。

生徒同士の触れあいや絆を何よりも重んじるのだ。


故に、終礼時。

その日、誕生日を迎えた生徒が一人でも居た場合、教卓に立たせてクラスの皆で歌を歌って祝うのだ。


ばっちやコミュ障にとっては苦痛にしかならない儀式だと、一部から大批判を受けている。

わたしも批判したタチだ。

わたしは別にぼっちでもコミュ障でも無い。
だが、この儀式が大嫌いだった。