「そーかそーか。なってくれるか。先生は嬉しーぞー。で、早速だがこれが委員長最初の仕事だ。上手くこなせよ」 貼り付けたような笑顔を浮かべ、早口でそれだけ言うと、わたしに茶封筒を渡して先生は去っていった。 「…………」 一気に心が冷める。 仏像のような顔をして立ち尽くすわたしの肩に、事の発端である悪友の手が乗せられた。 「ねーね、乙!」