「もう決定したことだ。恨むなら昨日欠席した自分を恨むんだな」 「……一応お聞きしますが、わたしが選ばれた経緯って……?」 「道田の推薦だ」 あいつめ。 「あの……本当にわたしじゃ力不足だと思うんです……向いてないですよ、学級委員長なんて」 「いや、実際そうでもないぞ」 言いながら先生は手に持っていた手帳を開いた。