我名誉ヲ望マズ

「おかえりなさい。皆無事なのね、よかった」

帰ってきてすぐ、真理架さんがそう言ってくれた。

「ただいま。最後に厄介なシンクがいたけど、皆川と光野のおかげで何とかなったよ」

「そうなの。久しぶりに光野さんの名前聞いたかもしれないわ。やっぱり光野さんと皆川さんって、ピンチの時に強いのね」

「私はただ魔力を渡しただけですよ~」

仁登里はいつもサポートに周り、すぐ謙遜する。目立たない仁登里が褒められるなんて珍しいんだから、素直に喜べばいいのに。

仁登里は私のもっと前からいるはずなのに、他の人からさん付けで呼ばれることが多い。仲の良い友達がいないから。
友達がいても自分から積極的に話しかけないから、親友にはなれない。

魔導士として活躍するには、人間関係は大事だ。仁登里みたいなサポート型は特に。

仁登里は何で、第一光描部隊に所属できるんだろう?
この部隊のサポート役なら第二光描部隊があるのに。


決めた。私は仁登里に近づいてその謎を解く!