「仁登里!足元に扇状にばらまいて!」

「はいっ!」

仁登里は魔力の弾を足元にまく。
シンクは身動きが取れなくなる。

「これで終わり……残念だったね。あんたは運が悪すぎる!」

明莞徠の鎚は光を帯びていた。

鎚を振り下ろすと地面が割れ、シンクに突き刺さる。

「これが、私たちの実力だ!」