黒崎部長は続けていう。
「お前ってやつは、本当にどこでも寝るよな」
はあ、とため息をつき頭をガシガシとかく。
「呆れてますか?怒ってますか?」
もう、せっかく私のために時間作ってくれてるっていうのに…。
黒崎部長は困ったような顔をする。
ごめんなさいと目を見ていうことも出来ない。
何で私のために貴重な時間削ってくれてるのに寝ちゃうんだろ。私のバカ、本当にバカ。
「お前は、自分の心配をしろ。あのな?俺だから良かったけど普通の男ならまじで襲われてたぞ」
え?想像してる事と全く違い戸惑ってしまう。
「怒ってないんですか?」
「ああ、超怒ってる。もうお前のかわりに心配してると心配でおかしくなりそうだ」
怒っていると言いながらも微笑んでる黒崎部長。
