「よし、楽しませてもらったわけだから明日と明後日で本題に入るか」
「え?」
「だ、か、ら、!!お前の彼氏との接し方とやらを特別にこの俺が教えてやるんだよ」
黒崎部長ってもしかしたら根っからの怖い人ではないのかもしれない。
──ドキドキ…という言葉が私の心臓を表現するのにぴったりなのではないだろうか。
いや!!私!!惑わされるな!この人はオフィスで超怖い鬼だぞ!!!
頭をぶんぶんふり、頭をからっぽにしようと試みる。
ふぅ、スッキリした~。
よかったよかった♪
「早乙女!!聞いているのか!」
どうやら私が自分と葛藤してる時に話しかけてたのだろう言葉が飛んできた。
「は、はい!!!何でしょう!!」
「俺は風呂朝にはいるけどお前今入ってこい」
「え?あ、私も朝でい…」
どうせなら同じ時間帯に入った方が言いと思っていったが黒崎部長は命令に従えとばかりに私をギロリと睨む。
「い、今!今ですね!入ってきます!!」
