「それに、今から結構恥ずかしいこと聞くんですけど自分の気持ち言うのってすんごい恥ずかしくないですか??」
そうだ、私の周りの友達は普通に好きだの愛してるだの恥ずかしい言葉を言っているのだ。
なんでみんなは照れないで言えるの?
「お前さ、男経験浅いだろ?」
どこか確信したようにいう黒崎部長。
「な、な!!!!」
何で分かったんですか、と言おうにもばれたということがしょっくすぎて口に出せない。
「クッククククク」
お腹に手を押さえて笑っている黒崎部長は意地悪だ。
「ば、馬鹿にしてるんですか…!!」
「してないしてない」
多分、私は今りんごのように赤いのだろう。
自分でも熱いと分かる。
「まさかとは思ったけどほんとだったとはな。」
珍しいものでもみるかのようにまじまじと見てくる。
この年であんまりないってすんごい珍しいことなのかもしれないけどもーーーーーーこれ以上こっち見ないで!!!さすがに恥ずかしすぎるよ!!!
