『ゆまside』


「ゆまー!ごめん!今日委員会で遅くなるんだ!帰るの待っててくれる?」


あれ?紗良ちゃん委員会入ってたっけ?



まぁいっか。一緒に帰りたいしね。



「いいよー!」



私は読書をして待つことにした。






待つこと1時間…。遅いなーと思ってたら…


~♪


メールだ。紗良ちゃんかな?






《ゆまー!ごめん!黙っておこうと思ったんだけどやっぱ出来なくて…。実は委員会とか無いんだ。で、私今もう家にいるの。もうすぐ岩見先生が来るはず!ほんとごめんねっ!》









紗良ちゃん………






私あの人嫌いなんだよ。







急いで帰ろう!




…そう思った時にはもう遅かった。








「よぉ南。朝はあんなはっきり拒否しやがって。。。しっかり役目を果たしてくれた山川に感謝だな。」







最悪。









「何の用ですか。」











「お前一人暮らししてるんだって?」








なんで……。












「山川に聞いた。」









紗良ちゃん………(泣)









「お前今日の夜付き合え。どうせまともに食べてないだろ。飯食いに行くぞ。」











教師が生徒にそんなことしていいのだろうか。









「嫌です。というか、だめでしょ。そんなの見つかったら終わりですよ?教師はみんなに平等に。」





「では失礼します。」








…教室を飛び出した。







しっかりとした理由で断ることができたけど、まず苦手な人と食事ということが有り得ない。






あの先生は理解不能だ。

要注意人物だ…。