黙り込む俺等
瑠花は布団に
潜った
「…ック……」
瑠花…泣いてんの?
泣かないでよ…
「瑠花?
なんかあった?」
「何にも…ない…」
鼻声の瑠花
やっぱ泣いてるんでしょ
「なんかあったんだろ?俺に言ってみろ!」
「ヤダ」
瑠花は泣きやんで
顔だけを布団から出した
目には涙が
溜まってるけど
「言ってみ?
俺怒んないし」
「絶対?」
「当たり前!」
にっと笑った
「あのね…
ヤられそうになったの」
「はぁ!?誰に!?」
「新しく入って来た
涼桜綺響祐(スズオキキョウスケ)
って言う人」
「バイト?」
瑠花は首を縦にふる
「どうやって
ヤられたの?」



