チビ王子とデカ姫



俺は瑠花の中に
遺伝子を出した

と言うより
出てしまった


「瑠花!
なんで手
離してくれなかったの!?
子供出来ちゃうよ!?」


「恵介は私との
子供が出来るの嫌なの!?
私は恵介との子供
だから離さなかったの!
私は恵介の子供
産みたいの!」


真直ぐ俺の目を
見ながら瑠花は叫んだ


「でもまだ子供
産めるような
状態じゃねぇだろ!?

それにまだ俺等は
高校生だぞ?

学校はどうすんだよ!」


「辞めるもん!」


「はぁ!?
何言ってんだよ!」



「……」