そういって友達の所へ行くあいつは、赤い糸の繋がっている灰記 結(はいき ゆい)

幼なじみで馬鹿だ。

僕がなぜ赤い糸が見えるかというと、謎である。

恋をしたことはあまりないが、赤い糸が見えてから恋というものをネットで調べた。よくわからなかったが。

教室についてから窓の外を見ながら、音楽を聴いていた。

ここは学院なのでスマホ等の持ち込みは可能である。

唯一学校に通っていられる理由は、スマホを持ち込めるからだ。

それにしても今日の夢またあいつが出てきた。

あいつというのは、僕の夢の中で出てくる髪の長い女子。

知らない声だった。

その夢を見はじめたのは僕の誕生日からだ。

その子は毎回夢に出てくると泣きながら好きと言ってくる。

しかし、赤い糸が見える僕は、結ではないか、と思ったが、結は昔から髪の毛が短い。

じゃあ誰なのだろう。