「...........そっか。ごめんね?でも私ね、早くちゃんとしたかったんだ。だから心配しないで?」


「...........うん。」


普段涙を見せないこの人だからこそ、泣いている姿も愛おしく感じる。


「よし...よし...いい子。」


「また、子供扱いしてる?」


「フフッ....。」


「硝子さん...寒いからまた、ベッドに戻ろ?」


「え?ベッドに戻って何するつもり?」


「今日は休みだし、一日中ベッドで俺の9年間の想い、一つ一つ教えてあげようか?」


「バーカ.............全然子供じゃないじゃない...........調子に乗らないの!!」


「え~ダメ??」


寄り掛かる様に私の首に腕を回して、首を傾げて覗く青い瞳に、私が映っている。


「あ~結局、この瞳に弱いんだよな...........。」


「ん?なんか言った?」


「...........ベッド...........戻る?」


「硝子さん大好きっ!!」





番外編 END