「…」
あれから泣いた後、私達はパンを食べて寝た。
レイ起きているかな
私達は向き合って寝ている。
レイの髪の毛が月の光でキラキラと輝いている
綺麗…触りたい
寝てるからいいかな
サラサラ…
レイの頭を撫でてみた。サラサラと綺麗に髪の毛が私の手にかかる
ドキドキしながら私は、レイの髪の毛を触ったり撫でてみたりしていた
すると、レイの目はゆっくりと開いた
「あっ、」
私はしまったと思い、
「ご、ごめん。気持ち悪かったよね。いや、変な意味じゃなくて綺麗だなーと思っちゃって…」
と訳の分からん言い訳をしながら手を引っ込めようとした。
するとレイはその手を掴んで
「気持ちいいから…もうちょっとして」
そしたら寝れるかもと言ってまた目をつぶった。
「え…いいの?」
私は恐る恐るレイの髪の毛をまた触った。心地いい。
い、いいのか…?普通、気持ち悪がるだろ…
レイもちょっと変わってるんだな…まぁこんな事してる私の方が変わってるけど…
そしたらレイはまた目を開けた。私は目が合って少しドキッとしてしまった。
レイの目は綺麗なようで力強い。
するとレイは、私の手をとって指を絡ませた。
「えっ…なに…」
私とレイは恋人繋ぎをしている。私はそれがなんだか恥ずかしくてレイと目が合わせられなかった。
「こっちのほうが安心する…クロエの手ってあったかいね」
レイはふふっと笑い、目を閉じた。
寝ぼけてるのかな
レイは少し微笑みながら寝た。