｢じゃあ今日はここまで｣
もう時は夕方ごろで、空は紫色に染まってる
｢あそこに川があるからそこで体洗っておいで｣
レイは荷物からタオルを出し、私に渡しながら言う。
｢じゃあお先に…｣
私はそそくさと川へ行った。


｢冷たい…｣
私は、レイから貰ったタオルを川の水に浸し絞って自分の体に当てた。
ふんふふんと鼻歌を歌いながら体を洗う。
ｶﾞｻｯ
｢え…｣
私は、音のした後ろを振り返った
そこには蛇がいた。
｢や、キャー!!!!｣
蛇は私の苦手な動物No.1だ。
蛇は私にに近づいてくる。
｢い、いや…やめて…っ｣
私は怖くて目をつぶった。
その時、
｢どうしたのっ！？｣
そこには急いできたのか息を切らしているレイがいた。
｢へっ蛇…!!｣
｢蛇…？｣
レイは、あぁ…と蛇の頭を掴むとポイっと投げた
｢大丈夫…？噛まれてない…？｣
レイは私に手を差し出した
｢う、うん…ごめん…｣
私は涙目になっていた目を瞬きした。
するとレイの白い頬には少し紅みがかったピンク色になって差し出した手を引っ込めた
｢その…クロエ、裸だから…｣
え？
私は、自分の体を見る。私はタオル一枚で胸などを隠しているだけで裸だった
｢あっ…｣
私は徐々に恥ずかしさで体が熱くなるのがわかった
｢ごめん！｣
レイはこの状態に我慢できなくなったのか、ガサガサｯとまた森の中へと消えていった
｢っ…｣
お、男の人に裸見られたなんて初めてだ…
｢うぅ…｣
私は赤くなった顔をバシャバシャと川の水で洗った