「レイ!レイ!!」
私は、必死に彼の名前を言った。するとレイは閉じた瞼を開けてこう言った
「クロエ、ごめん…」
「どうしたの!?苦しい!?」
するとレイは片手にあった地図を私に渡した
「えっ…」
「あとはまっすぐ行けばつく。はやくいって…」
「そんなっ…!」
「はやく!!」
レイはハァハァと息を切らしながら叫んだ
「〜!!」
私はバッと立ち上がり、走った。