【短編】恋人関係のおわり頃。




「…おまえは最後の最後まで遅刻すんのな。
ま、そこが千田らしいんだけど」



そう言って、にっと笑う陽太。



「……今日も10分前から
ここに居ましたか」



私は、恐る恐る尋ねる。



「…ほら、俺はジェントルマンだから」



そう言って、ドヤ顔をする陽太は
学生時代と何も変わってない。



アルバムで見た、いたずらっぽい顔。
今もそのまんまだ。