とりあえず、怖がってる振りでもしとくか。

男が私の腕を掴んできた。

うわぁー、きっめぇ!

綺「は、離して!」

こんな事言っちゃう自分もキモいけど……。

男2「あぁ、その表情…そそるね。」

いや、これ演技だから。

こんな茶番劇を見てニヤニヤしている女ども。

てか、この演技に限界を感じる。

てことで、もー、バラしちゃお!

コイツらには口止めしとけばいいし。

男3「じゃあ、ヤっちゃ綺「なーんて、怖がると思った訳
?」」

綺羅以外「「「「……え?」」」」

綺「つーか、手ぇ離してくんない?キモい。」

女3「な、なによ!さっきと性格で違うじゃない!」

綺「……ハァ。あのさぁ、クラスが違うこの男共は仕方ないかもしれないけど、同じクラスのあなた達ならもっと前に分かるはずでしょう?てか、いい加減手ぇ離して。」

女共は頭に?を浮かべている。男は渋々手を離す。

綺「はい。ありがと。……だからさぁ、私が今まで高い声で「は、離して!」なんて言うキャラだった?ってこと。」

女「「「確かに……。」」」