綺「いい?今回の件は誰も悪くない。そりゃ確かに信じてくれなかったのは悲しかったけど…」
私がそう言うと皆が悲しそうに悔しそうに顔を歪める。
なんで紗彩ちゃんまで…優しすぎるよ。
綺「でもさ、結果的にこうして真実を話さなくても信じてくれたじゃん。それだけで私は結構嬉しいんだよ。」
琥「綺羅…。」
冬「…綺羅は優しすぎると思う。…もうちょっと…俺らのこと怒ったりとか…殴ったりしていい…と思う。」
冬優…。
司「あぁ。綺羅が誰も悪くないって思ってても…俺らは1度お前を裏切ったんだ。…その事実に変わりはない。」
はぁ…。
ほんと…
綺「君たちってめんどくさい奴らだよね。」
呆れ顔で彼らを見ながら言う。
司「なっ…!」

