ーーーチリンチリーン。
店内には扉を開いたことを伝える鈴が響く。
店「いらっしゃいませ。」
なかなか雰囲気の良いお店だ。
綺「紗彩ちゃん、もっとこっちおいでよ。」
そう。そうなんだ。
何故か紗彩ちゃんはお店の端っこにいる。
言い換えると……私の真反対、つまり私が1番遠いところにいる。
き、嫌われてる…?
紗「え、あ、やっぱハルマさ…ハルマ、カッコいいから隣に並んでると色々言われると思うし…。」
いろいろ?
綺「なんか言われたのか?」
紗「さっきから周りの人が『なんでイケメンの隣にギャルがいんの?』って…。」
あちゃ、全然気づかんかった。
つーか、紗彩ちゃんって確かに派手目だけど素で可愛いし、メイクだってそんなに濃くない。
うーむ。解せぬ。

