でもさ

綺「でも、私がサツに預けるのは犯罪に手を染めた奴だけ。……意味、わかる?」

邪鬼の殆どがなんかやらかしてる。

その中で自分の意志を貫いた奴をサツにやるのは、なんだか違う気がする。

尚「……………。」

なんか言いたげだね。

綺「言いたいことがあるなら言っていいんだからね?」

そう言うと尚は口を開いた。

尚「……俺、別に邪鬼のこと嫌いじゃねぇんだ。……でも、薬やってる奴は狂ってて嫌いなんだ。」

……こりゃ、過去になんかあったな。

尚「だから……だからっ…!」

うん。頑張れ。

尚「俺、邪鬼……抜けたい……グスッ。」

綺「うん……。頑張ったね。私が君を救ってあげる。」

尚の頭を撫でてあげる。

大好きなチームを、大切にしてきたチームを抜けるのは凄く辛い事。

解散させるんなら抜ける必要なんてない、なんて思うかもしれないけど、これはけじめとして。

未練を残さない為に。