君が信じてくれたから

綺「痛いけど我慢して、ねっ!」

邪幹「グハッ……ゲホッ。」

鳩尾を気絶しないくらいの強さで、でも立てないくらいの強さで殴った。

気絶させなかったのはコイツが悪い奴ではないと直感で感じたから。

綺「いい?1回しか言わないからよく聞いてよね。」

そんで、私の優しい精神が働いちゃって、喧嘩の指導をした。

綺「君はスピードはまぁまぁあるから、1回1回の攻撃に重さを出してみて。」

邪幹「…………はっ?」

邪鬼幹部さんは唖然としている。

だろうね。

話し続けるけど。

綺「スピードだけじゃ先に自分の体力が無くなって終わっちゃうからね。」