君が信じてくれたから


透「ハァ……。なんでこんなことになっちゃったかなー。」

綺「ご、ごめんね?後でなんでもするから……。」

今気づけばこの言葉が間違いだった。

透「言ったからね?なんでも、って。その言葉、忘れないでよ?」

そう言ってニヤリと笑った透哉はなにか企んでいるみたいだ。

綺「うっ……はい。」

邪総「あっれれぇー?女はっけーん!」

救いか否か、空気ガン無視の邪鬼総長。

綺「……なんか用?」

邪総「いいねぇ。強気な女。嫌いじゃないぜぇ?」

気っもち悪いなぁ。

てめぇに好かれたって何も嬉しくないわ!

透「言っとくけど、綺羅に手ぇ出したらぶっ殺すよ?」

物騒です、透哉さん。