君が信じてくれたから

來「……チッ。拓哉!航!準備だ!」

うーむ。

ちょっと気づくのが遅かったかな?

ーーーブォーンブォーンブンブン!!

ほら、もう到着しちゃったよ。

仕方ない。時間稼ぎくらいしときますか。

綺「……出来るだけ急いでよね。」

來「おぅ!……ん?」

元気よく返事したと思ったら、立ち止まる來煌さん。

綺「何?」

來「綺羅も行くのか!?」

綺「何言ってるの。当たり前じゃん。」

全く……。

來「いやいやいやいや、待て待て待て待て。」

うるっさいなぁ。

綺「そんな時間ない。速く準備しろ。」

來「い、いえっさー!」

ったく……。